統計を見てもコロナウイルスは大した事じゃないという情報も結構目立つようになってきた。
日本
・インフルエンザ死者数、年約3000人
・交通事故の死者数、年約3000人
・がんによる死者数、年30万人以上
・心疾患の死者数、年20万人
世界
・世界のアルコール依存患者、約3億人
・タバコ起因の死者数、アメリカ年44万人以上、日本12万人以上
・ドラッグの死者数、世界で年約17万人
癌やタバコは同じ天秤に載せるのは違うかと思うが、外的要因で死にいたる要因として、交通事故、インフルエンザ等は同カテゴリで比較するに値するかと思う。
数字だけ見ると確かにコロナウイルスの「現時点での統計」では大した事はない。
しかし、個人的な情報収集の結果、問題は「現時点での統計」だという事だ。
時間が経過するに連れて新情報も出てくる。
総合的に判断すると「コロナウイルスは大した事はない」という判断は時期早々かもしれない。
統計学を学んだ知見がある人は現在のサンプル数でも十分かもしれないが。
ただ、現時点での「事実」はただ一つ。
「わからない」
という判断が一番正確な判断だと私は思う。私の個人的なリテラシーの限界。
そして、人は未知の事に大抵は「恐怖」を感じる。
今、問題なのは集団ヒステリック状態にある事だと思う。
正確な情報で行動しているのではなく、不正確な情報で集団が行動している。
良いか悪いかの話ではない、本当の問題は何か?
本当の問題は不正確な情報でパニックに陥ってる世界を誰もコントロールできないという事だ。
地球の反対側の情報がタイムレスに行き渡る情報化社会の産物だと言える。
不正確でも何かのトリガーで簡単にマスが動く。
当然の事だが人は真実を信じる生き物じゃない、信じたいものを信じる。見たいもの見る、聞きたいことをきく。
自己防衛のために最悪のシナリオをより意識したくなるのだろう。生存本能的に素晴らしいシステムだとは思うが。
AI投資が95%を占めるという株取引の世界と同じだ。
ちょっとしたきっかけで連鎖的に短期間に右か左に倒れるネットワークが世界中に整備されている。
連鎖するのに十分すぎるトリガーは「不安」の連鎖だ。
そして、不安は人を攻撃的にする。
結局、どの情報を採用するかは個人の判断で、しっかりとした知識と自分のモノサシを持ってる人間が多数と違う行動をするだけで攻撃されるかもしれない。
トラブルが通常より多くなり、さらに新しい不安が発生する負のスパイラルに突入する。
全てが過剰になり、経済活動にも大きな影響が出てそれも新しい不安となる。
そう、人を守れるのも人だけど、結局人を攻撃するのも人間だ。