属性型マーケティングは意味がない

キッパリ

たまにはマーケティングについて語ってみる。

属性を分類してそこにあった層にリーチする。

例えば、性別、年齢、  家族構成、趣味、地域..etc

つまり、大抵はアンケートで得られる情報でのセグメントという事になるがデジタルマーケティングの世界の置いて高機能のガラケーが登場してからは全くその分類は価値がないと言っても言い過ぎではないと私は感じている。

スマホ世界になってからは特にだ。

それはでは手段的にますマーケティングを行うしかほとんどの場合手段がなかったのでF1層などというセグメントを作り、ペルソナや行動を想像してマーケティングを行うしかなかった。

魚釣りも同じだ。

しかし、魚釣りでは魚群探知機などで、どこでどんな動きをしているかを観察できる装置も安価になったように、デジタルマーケティングに置いても同じようにAさんがどこでどんな行動をしているのか手に取るように観察する事が可能になっている。そしてそこにエサを落とせばいいわけだ。

ユーザを捉えるのに必要なのはどんな行動をしているのか

朝通勤時に情報Aを閲覧してお昼休みに情報Bを閲覧する、勤務中によくメールを確認して帰宅後はほぼメールは開かない、などなど。。

一度Aさんを捉えたら、何に興味を持って、いつどのくらい興味を持っているのか、その興味をいつ与えたら一番反応するのか、その3つの分析を短い期間で実行・テストすることが可能であり、同時に、その情報には性別も年齢も関係ないことがわかる。

ユーザの行動の瞬間を捉えて分析する。

大事なのはAさんが欲しがってものは何かが分かればいいので「属性」よりも「今の行動」を把握する事が大事でそれがデジタルマーケティングでは可能になっている。

実行するには高価なAIもシステムも必要ない。

マーケティングの基本はとにかく観察して実行する事だ。

スマホファースト

そういった行動のパンくずをネット上に落としてくれるのは当然圧倒的にスマホだ。

必然的にスマホファーストになる。

では、若年層がターゲットではない層にリーチしたい場合はどうなのか?

そもそも、その概念が意味がないしインターネットを活用してマーケティングを行う時点でスマホ=高年齢というのが事実であればマーケティングツールとしてインターネットを選択するのは間違いだという話になる。

しかし、屁理屈のように聞こえるかもしれないが、そもそも目的の真理は

高年齢者にリーチしたい。。。のではなく

この製品(情報)に興味を持つ人にリーチしたい。

というのが本当の目的のはずであってマスマーケティングな感覚で「これは高齢者向けなので高齢者にどうやってリーチすれば良いか」という意味のない戦略思考は頑張って消した方が良い。

DCAPでマーケティングを進めていき、結果高齢者にリーチするマーケティングになる事と最初っから高齢者というキーワードで戦略を固定化してしまうのでは問題にぶち当たった時の後戻りが大きくなるし方向転換もできなくなる。

またまた釣りの話になるがよく魚釣り名人は魚のいる場所を探し出す経験値なども当然高いスキルを持ち合わせてるらしいが、素人との大きな違いは餌を投げて、また違う所に投げて、違うエサを付けて投げてなど、トライアンドエラーの数、作業が早くて圧倒的に多いらしい。

なんども竿を投げるには素早く餌を付け直す技術が必要なのでその技術も長けているそうだ。

ところで、PDCAではなくDCAPと敢えて書いてる。

まずは実行する。それができなければ何も始まらない。

次回は具体的な方法を紹介してみる。

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