51%攻撃で支配されるビットコイン

2018年5月16日(米国時間)にビットコインゴールドが最初の攻撃にあい、約20億円を盗まれた様です。

51%攻撃とは

仮想通貨界隈で、51%攻撃という言葉があります。

ビットコインはブロックと言われるプログラム台帳が分散して、そしてそれが繋がって(チェーン)います。

台帳の記録チェックをみんなで行う(マイニング)事で安全性と究極の正当性が担保されています。

中央集権型だと、中央の一箇所が一人で頑張って防御して、一人で決めるところを、みんなで防御してみんなで決めます。

ブロックチェーンのチェック機構は多数決に近いかもしれません。ざっくり言うとですね。

そのブロックを、正確に言うと、51%分計算できる能力を持ってる「一つ」が現れると、49%が「YES」と言っても51%の多数で「No」とその「一つ」が「決定」できる状態になる事を51%攻撃と言います。

51%攻撃をするには?

計算能力が高いスーパースーパーコンピュータでマイニングを行って51%のマイニングを行う、または51%分になるまでマイナー達と結託する。

どちらかの方法かと思います。

スーパースーパーコンピュータは「量子コンピュータ」と言うのがそれにはあたります。

量子コンピュターとは

量子力学的な重ね合わせを用いて並列性を実現するとされるコンピュータ。 従来のコンピュータの論理ゲートに代えて、「量子ゲート」を用いて量子計算を行う原理のものについて研究がさかんであるが、他の方式についても研究・開発は行われている。

と言うwiki情報がありますがさっぱりわかりません。

しかし、全く新しい理論で造られるコンピュータで、「火」で温めるのか「電子レンジ」で温めるのかくらいの革命的な技術のようです。

実際の51%攻撃は起こるのか?

起こる可能性はあると思います。可能性はもちろん。

しかし、多くの人が損をする仮想通貨で起こるかどうかはわかりません。

例えばビットコインとか。

51%攻撃を受けたブロックチェーンは、それが攻撃を受けたかどうか、ビットコインであればすぐにわかります。

そして、そうなったらビットコインの価値は下がります。

51%のシェアを獲った攻撃者も損をする話になります。

しかし、損得の価値観は人それぞれです。アンチビットコインの超お金持ちが実行する可能性はあります。

または、国家ですね。可能性はありますが、そのリスク(コスト)はとてつもなくデカイです。

国家にしても、お金持ちに関しても実際に実現できるまでやり続けれるかは私は非現実的だと思ってます。

51%の議決権を持ったところで自由に人のコインを盗む事は出来ません、つまり、あなたが1ビットコイン持っていると言う「台帳」を改ざんする事は出来ません。過去は変更できません。

しかし、未来は不正が可能になってしまいます。

現在はみんなのチェックで、1個の資産の取引を1回承認したら、2回目はできません。

ビットコインにシリアルナンバーが付いてると考えてください。上限があるのですから。

シリアルナンバー1はAさんに一回しか送れません。2回目送ろうとしたら、いや、それはAさんの台帳に既に入金が記載されてるからNGだよとという事になります。

しかし、NGを出さずにOKを51%の力で出来るようになります。

そんな仮想通貨の価値はゼロですよね。。。

ただし、いわゆる「匿名性の高い仮想通貨」は51%攻撃を受けたかどうかは取引履歴さえもブラックボックスなのでわかりません。攻撃先になる可能性は高いですし頻繁にチャレンジされてたようです。

51%攻撃の防御は?

ありません。

しかし、それは世界の核保有国が核戦争をする可能性は?に似てるかもしれません。

誰も得をしません。誰も徳をしないけど自暴自棄になった人間にそれは通じません。

なので、起こるかどうかもわかりません。

普通に考えたらまず起こらないでしょう。

そんなとこですね。

 

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