Peepcoinの動き、そして匿名仮想通貨とは

開発者不明で放置状態だった草コイン「Peepcoin」

私も保有していてクソコインになったっと諦めていたが最近活動が復活したようなので調べてみた。

「誠実ではなかった」と評価されている以前の開発者から新たな開発チームに開発が引き継がれ、新しいロードマップも公開されています。

Peepcoin 新ロードマップ@2018

 

DAPS アイデアの作成

2018年2月、Peepcoinコミュニティは、イベントの方向性を変更する議論をしました。この議論は DAPSと呼ばれ、古い Peepcoin を活性化し存在に意義を与える、新しいアイディアでした。DAPS と名付けられ、ブランドの再構築が始まりました。

このタスクは終わってるようです。方向性を決めたってことですね。

 

DAPS プロジェクト詳細決定

何週間もの審議と、様々な要因の長期的含意の研究を経て、DAPS のアイデアに、仕様が与えられました。マスターノード、制限されたステーク報酬、およびコミュニティに焦点を当てる、プライバシーコインです。

決まった方向性から具体的且つ詳細に計画やシステム使用を決定させたと言うことですね。

 

DAPS の作成

Peepcoinウォレットと同時にDAPS にも取り組みます。

目標は、2018年後半までにDAPS を活性化すること、Peepcoin スワップを2019年以前に終了させることです。

DAPS は非常に野心的なプロジェクトであり、典型的なフォークよりも時間がかかると思われます。

 

Peepcoin インフラストラクチャの再構築

プロセスのこの段階では、私たちは Peepcoin 保有者のために適切なインフラストラクチャーを設定することにコミットしています。新しいエクスプローラー、スワップ対応の交換所、現在の Peepcoinウォレットの完全な見直しが進行中です。Peepcoin の保有者の大半がパーソナルウォレットにアクセスできることを確認するまでは、DAPS ネットワークは起動されません。

インフラストラクチャとは「下部構造」「下支えするもの」などという意味があります。基盤を再構築という事ですね。

 

アウトリーチ、アウトリーチ、アウトリーチ

私たちは、スワップは、できるだけ多くの古い Peepcoin の所有者が関与する必要があると考えています。Peepcoin-DAPS のメディアプレゼンスの拡大に積極的に取り組んでいます。今後は、スポンサーシップ、パートナーシップ、チャリティー活動など、より多くの取り組みが計画されています。
おそらくPR活動をさらに活発化させ地名度を上げていくという事だと思います。

 

アップグレードしたPeepcoinウォレットのリリース、最終レビュー

Peepcoin コードの最後のレビューです。私たちは、この Peepcoin ウォレットリリースを最終段階と考えています。

最終見直しですね。ちゃんと動くか?思った通りに出来上がったか?などです。

 

スワップ対応の交換所

私たちは、Peepcoin が可能な限り多くの交換所のリストに載ることを願っています。事前オンサイトスワップを保障されます。

DAPSコイン テストネット、バグフィックスサイクル、ストレステスト

DAPS のコンセプトは、プロセスの中でも最も重要なものであり、我々は意図的な方法で実行します。

最終的な試験をして不具合があれば直すし、膨大なアクセスや取引にも対応できるかのテストもしますという事ですね。

 

DAPSnode を介した共有 マスターノード・ホスティングサービスを準備する

我々は、DAPS の最初のブロックから マスターノードをアクティブにする予定です。マスターノードは共有される マスターノード・ホスティングサービスに割り当てられ、コミュニティは DAPS の1日目から マスターノードに参加することができます。

 

DAPS の起動、スワップ手順

私たちは正式に DAPS ネットワークを起動し、 DAPSウォレットを有効にする1ヶ月前に通知をします。DAPS の供給は、スワップのオープン時に Peepcoin 供給の1:1 ミラーになります。 DAPS スナップショット供給10億 DAPS は、DAPS 開発基金に割り当てられます。

スワップされたすべての Peepcoin は、DAPS に交換する際に焼かれます。スワップ対応の交換所では自動的に行われます。

 

スワップの確定

DAPS スナップショット供給は、供給が空になるまで、または90日の期間が終了するまで、ポータルサイトを通じて割り当てられます。スワップ期間は、DAPS スナップショット供給が使い果たされるまで、または3か月の期間が経過するまで開かれます。スワップ期間が終了した後に残っているすべての DAPS スナップショット供給は燃やされます。

 

DAPS財団の設立

公式の毎月の airdrops を扱うためには、私達は DAPS財団がこのプロセスを監督できると信じています。airdrop プロセスを処理し、公式 DAPS チャリティーと寄付のパートナーシップ組織となります。私たちは、財団が、信頼できる組織と連携し、寄付することを願っています。天は自ら助くる者を助く、が私たちの目標です。同時に、新しい世代に、ブロックチェーンの革新と展開のためのスキルを教えることもまた目標です。

 

第1回目の公式 Airdrop開始

スワップ期間中などのオンサイトポータルを利用して、オープン airdrop 登録を行います。これは Bitcore のウィークリー airdrop のように行われ、DAPS 財団によって管理されます。この airdrop は無期限に毎月継続されます。 詳細は後ほどお知らせします。

 

積極的なマーケティングと拡張を開始

この時点で、我々は地球の隅々に DAPS をもたらすために、広告キャンペーンを開始します。革新的なマーケティング、パートナーシップ、および誠実さはこの拡張の鍵です。

 

DAPS コードベースの改善

アクティブな開発は、 DAPSの起動 で終了しません。DAPS の将来の機能はさらに開発を必要とする場合もあります。他のプロジェクトの側面を活用し、私たちのシステムにそれらを実装したり、さらに革新するためなどです。

 

マーチャント統合の開始

私たちのコイン以外にも他のユビキタスな仮想通貨を取り扱うマーチャントにインセンティブを提供します。主要なプロバイダを対象とし、BitPay に類似したものを作成しようとしています。DAPSPay は主に DAPS を受け入れ、十分に活用されていない altcoin にも拡大されます。

 

DAPS ワールド、DAPS マーケットプレース

私達はユーザーが、商品、アイテム、サービス、知識を支払いと交換できる、世界的な市場を提供することを望んでいます。”DAPS World” プロジェクトは、カーンアカデミーとフリーランスが混合したものに類似します。ユーザーはまた、GoFundMe のような自己資金調達キャンペーンを開始するためにこれらのサービスを利用することができます。私たちは、一般の仮想通貨ユーザーが学ぶためのエコシステムを提供し、業界に貢献します。

DAPSへの移行

DAPSとは = Decentralized/非中央集権, Anonymous/匿名, Payment/支払, System/システム という事らしい。

そして、Peepcoinはその新しいシステムに1:1でスワップ(交換)される事になるという事だ。

Peepcoin-DAPS 移行プロジェクトは、100人以上のメンバーからなるボランティアグループで構成され、暗号化から金融業界まで様々な経験を持ちます。

プロジェクトの開発体制は100人以上という事で安心感もあります。アクティブを継続して欲しいですね。

DAPSの特徴とは

御されたインフレーション、長期のエアドロップ、そして最終的には世界各地のマスターノードによって支えられた分散型(Decentralized)のガバナンスを構築することがカギとなる使命です。
DAPS は PIVX のコードをベースとしています。DAPS の主たる推進剤は資産を匿名化し、さらなる機能を開発するためのインフラを確保することです。したがって、DAPS は通貨以上の文化構築を目指しています。

これまでのブロックチェーンでは、ユーザーはいかなる監視に対しても常に晒されています。世界中の抑圧的な国や政府は、ブロックチェーンを監視することでユーザーを追跡し、処罰を加えます。
私たちは、自身の資産を適切に管理するために、すべての人の権利を守ることを目指しています

このようにうたってあります。

要約すると、非中央集権型で匿名性が高くなるということですかね。

匿名性の高い仮想通貨と言えば、DASH、MONERO、VERGEなどがありますが、そのカテゴリーの仲間入りという事か。

匿名性が高いとはどういう事か?

そもそも仮想通貨自体、ブロックチェーンの仕組み自体が匿名性に優れているが、そこでいう匿名性というのは「個人情報」を隠してあるという事ではなく、誰のかわからないけどユニークな口座アドレスはブロックチェーンに記載されているのでNEMの追跡のように「履歴」は追跡可能となっている。ただ、人間としての「個人」までたどり着けるかどうかは別の問題で、それは理論上自分から晒してないと不可能である。ただ、履歴を辿れば全く不可能ではない。

なぜ、仮想通貨がマネーロンダリングの温床と騒がれるかというと簡単に言うと銀行の口座開設のように住所・氏名など個人認証を行わなくても取引ができる点に由来している。

で、さらに匿名性が高い仮想通貨とはなんなのか?と言うと、その履歴さえ秘匿化され(厳密には違うようだか)追跡が不可能になってる点にあると言えます。

中央集権的な法定通過発行で成り立ってる国家からするとこれは規制したくなるのは当然ですね。短期的な視点で見るとそう思います。
しかし、ブロックチェーンの世界の中それを規制する事の方が私は非現実的だと考えています。インターネット上でこれまで非社会的だと言われるサービスも規制された試しは何一つないはずだ。

例えば、ナプスターの技術や思想はitunesやawesomeなどの新しいビジネスを生み出すきっかけになってるし、アダルト・ギャンブル産業も衰退していない。
世界は先進的な「思想」や「技術」をうまく「活用」してきている。
規制を強くすればするほど、それらは深く潜ってアンダーグラウンドが形成されてします。

G20でも「見守る」と言う結論に達したように、できない事(規制など)不可能な事にチャレンジするよりも、「活用」する方向に世界の中央集権もこの革命をそろそろ受け入れようとしてきている時期に2018年は動いてるように思います。

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