一戸建ては中古か新築か?

個人的な意見です。

まず、第一に35年ローンとか狂気の沙汰としか思えませんw

私は築23年の中古物件(延べ床面積120平米)を一括キャッシュで購入して内部のフルリフォームと外壁塗装の約700万円を5年ローンで仕上げました。

もうすぐローン終わります。

築20年を越えると上物の価値はほぼゼロなので中古購入時の価格は土地代だけの値段になります。

なぜそのような選択を私はしたのか?

私の優先順位

第1に立地

熊本という比較的土地の安い所ですが、街中に近づくとそれなりに土地の値段も上がりますが、タクシーで2500円圏内(30分〜40分)まで範囲を広げるとかなり地価は下がっていました。

基本的にほぼ毎日飲み歩いているのでタクシーか代行運転で帰るコストを考えると2500円以上は死活問題なのでw

もし私が飲み歩く人間でなければ車で1時間圏内でも全然問題ありませんでした。東京に数年住んでいた事もあり通勤で1時間前後というのは私のとって大したデメリットではなく、むしろ仕事とプライベートのコントラストもつけれてメリットに感じています。

熊本など地方都市は電車通勤でもないので特にストレスも少ないです。

第2に建て坪面積

家の広さには拘りました。

引っ越す前は88平米の賃貸マンションに住んでたので、一戸建てなら120平米以上ないと高額な買い物をした甲斐がないと思ったからです。

第3に総費用

住宅ローンを組むとしても10年以内のローンしか組むつもりはありませんでした。

上場大企業でも10年先が見えないこの時代で10年以上の「安定収入」が見通せる職業があるでしょうか?また、高額な毎月の支払いの為に仕事をするという感覚になるのも嫌でした。

そう思った時点でマイホームが精神的・経済的な負債になるからですね。

絶対的な価格で5000万円とか6000万円とか幾らが妥当か?というよりも、自分の年収の1年分と同等、3年分と同等、5年分と同等。。。など相対的な感覚で価格設定をした方が良いです。

みんな平均5000万円で家を建ててるから。。。という情報はなんの判断材料としては意味もないです。自分の事情で経済設計をするべきです。

第4に中古物件

間取りなど相当な拘りがあり、それを無理なく実現できる経済力があるなら別ですが、無理をしないと(10年以内返済)120平米以上の新築を立てることは不可能だし、そもそもこんな家を建てたいという具体的な拘りはありませんでした。

もし拘りが出てきたら「リノベーション」という手段もあるので、最初から最大限のリスクを取る事は選択しませんでした。

また、中古車も同じですが家なども2〜3年の中古物件でも数百万値段は下がります。その価値を新築に私は見出せなかった。。

資金が潤沢にあれば新築を買うか?
たらればを言ってもしょうがないですが、それでも新築の選択はしないでしょう。。
新古車じゃないですがモデルルームの中古を探したりしますね。

中古物件探し

私は、毎日とかじゃないですが、「買おう!」と思い立ってから理想的な中古物件に出会うまで3年かかりました。

30件は色々見て回りました。そして出会いました。たまたま理想的な間取りと立地。不動産屋さんも根気よく付き合ってくれましたw

決済後はすでに仲良くなってたので担当者に飲みに誘われたくらいですw 行きましたが。

私の間取りリフォームの考え方

家を購入してリフォームしたのは約4年前。あ、そうそう熊本地震でも平気な土地建物でした。

4年前は子供は1歳と8歳。

しかし子育て中心を優先して間取りやリフォームをする事は全く考えませんでした。5LDKなので子供部屋の確保には不自由しませんが、いわゆる「子育て最適化」となると1歳から7〜8歳くらいまでの幼児期に対する子育ての最適環境という事ですかね?

一番大事な時期と言われてるかもしれませんが、たかだか7〜8年の期間のために特別に投資をする事は選択肢になかったです。

DIY

そして最後に私自身がDIYが好きだという事です。

全面的にリフォームしましたが、細かいところは自分でやろうと思って自分で時間をかけてちょくちょくリフォームしています。

和室を自分で塗り替えてフローリングにしてシェンデリアの似合う洋室にしたりですね。建具も塗り替えたり自分で買ってきて交換したりしてます。楽しいからできる事でしょうが。
一応、自分でやる前に失敗した時の事を考えて業者さんに頼んだらどのくらいでできるか概算の見積もりを聞いて材料費をその半分に抑えて出来そう&失敗しても発注できる金額なら着手しますw

今のところ一度も失敗してません。やりきってますね。

新築の良いところ

とは言っても、自分の理想の家を自由に設計できる以外にやはり新築の良いところはあります。

ソレは結構大きいです。

私のリフォームは壁紙、床、そしてキッチン、フロの水回りは全部しましたが、新築の良いところは「断熱性」です。電気代が最近の新築技術で建てた家は毎月多くても1万円前後と安いのは魅力的です。

ウチは築23年なので真冬とか2万円超えます。しかし、年間12万、10年で120万円、30年で360万の差額ですが、新築を立てるコストを考えるとたかが知れてますね。

しかし、そこもボチボチリフォームしてます。二重窓(サッシ)にするなどしてかなり断熱効率を上げて言ってます。大きな窓がある18畳のリビングの全面二重窓化も業者さんに頼んで20万でできました。

まとめ

最初に書いたように35年ローンなど私の感覚ではありえないです。

事業資金でも最大20年などです。設備投資資金を融資してもらうとしてですね。運転資金ならだいたい7年までしか組めません。

なのになぜ、20年で価値がゼロになる設備(家)に35年もローンを銀行は組ませるのか?ま、土地の値段はそうは下がらないので担保にはなるでしょうが少なくとも35年ローンを組んだ時点で「負債」でしかないように私は思います。
35年後にやっと自分のモノになってその価値はゼロ(上物は)になってる事実を考えましょう。

そもそも、終の住処としての決断を20代30代でできるのか?

私はここを終の住処とすると決断できません。では、賃貸でいいじゃないか?

いや、賃貸は借り物ですが、負債ではなく資産として活用できる(借金を最小限)事とDIYが好きなので壁に穴あけたりできる住処が欲しかっただけです。

あと55歳までに海外移住を計画してるという理由もありますが。

そして、いろんな想定外の変化に将来対応できる範疇で計画を立てる事です。

離婚、収入の変化、転勤、突然移住したくなったなどの心境の変化..etc。

そう言った変化に対応できる状況を35年ローンなどで縛られては、もしくは何かを決断する妨げの要因になる様では元も子もないと私は考えました。

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