スマホ(モバイル)のマーケティング特性とは何か?

モバイル端末利用者(”利用してる時”と同義しまし)の特性は同じインターネットを使っていても全く違う特性を持っています。

 

スマホというメディアが「個人的なメディア」であるという特性についてお話させていただきたいと思います。

スマホというのは、普通は、他人に見せたり、他人と共有したりしません。通話履歴やメールの内容とかも極めて個人的な内容で埋められています。
この点が、TVやPCなどのようなメディアとは大きく違います。

こうした特性から、スマホは、他のメディアと比べ個人的な情報や嗜好が強く反映され、秘匿性が高いものになります。

わかりやすく言うと、アダルトコンテンツなど他人知られたくない、隠しておきたい商品などが買いやすい環境である言うことです。

そして、スマホは、画面が狭く情報量が限られているという特性があるために、商品を比較・検討して購入することがパソコンより面倒でほとんどの人がパソコンよりそのプロセスにかける時間が少ないです、。

パソコンでは、簡単に底値を検索して比較したりできますが、スマホではそういうことはかなり面倒です。

したがって、EC側からみればユーザーに選択をさせないで買わせることができるという、非常に大きなメリットがあると言えます。

これが私が考えるスマホ(モバイル)の最大の特性です。

10年くらい変わってないと感じます。

PC利用者と比較し極論で考えた場合、PCユーザ=能動的、携帯ユーザ=受動的という見解と言えるかもしれません。

ユーザは能動的にアクションを起こしてるようで(ボタンを押さないとアクセスできないから)、実際はある意味限られた情報での選択を迫られているのであるから「受動的」だ。
そして基本的に「人と相談しながら」という環境下で情報を見てるユーザは少ない。

そういった環境下で巧みな営業戦略で選択肢を与えず買わせる事ができる。それが過去から現在のモバイル市場で、ユーザにとっては操作性が脆弱だからこそいっぱい売れて急速にその市場を伸ばしていったと言えます。

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