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2026年5月17日 1 min read 独り言

高円寺、古着の街の片隅で聴く、レコードの音色と過ぎゆく時間

高円寺の路地裏、レコードの音に誘われて 高円寺の駅から少し歩いた場所にある、ひっそりとしたレコード屋さん。古着屋さんが立ち並ぶ賑やかな通りから一本入った路地裏に、その店は静かに佇んでいる。 平日の昼下がり、特に用事があっ...

高円寺の路地裏、レコードの音に誘われて

高円寺の駅から少し歩いた場所にある、ひっそりとしたレコード屋さん。古着屋さんが立ち並ぶ賑やかな通りから一本入った路地裏に、その店は静かに佇んでいる。

平日の昼下がり、特に用事があったわけではないけれど、ふらりと高円寺に降り立った。目的もなく、ただ気の向くままに歩いてみようと思ったのだ。

高円寺といえば、古着の街。個性的なファッションに身を包んだ若者たちが、楽しそうに街を闊歩している。そんな賑やかな通りを歩いていると、ふと、どこからか懐かしいレコードの音が聴こえてきた。音のする方を辿っていくと、小さなレコード屋さんが見つかった。

時が止まったような空間

お店の中は、外の喧騒とは別世界。薄暗い照明の下、壁一面にレコードが並んでいる。店主らしき男性が、黙々とレコードを整理していた。レコードのジャケットを眺めていると、まるでタイムスリップしたかのような、不思議な感覚になる。

埃っぽい匂い、レコード独特のジャケットの質感、そして何よりも、レコードから流れてくる温かい音。全てが、忘れかけていた記憶を呼び覚ます。

店の奥には、小さなスピーカーが置いてあり、そこから静かに音楽が流れている。誰かが大切にしていたであろうレコードたちが、時を超えて、今、この場所で再び息を吹き込まれている。

店主は、寡黙な人だった。こちらから話しかけなければ、特に何も言ってこない。でも、レコードについて尋ねると、嬉しそうに色々なことを教えてくれる。レコードに対する愛情が、ひしひしと伝わってくる。

街の喧騒を忘れ、音に浸る時間

しばらくの間、お店の中でレコードを聴いていた。外の騒がしさが嘘のように、静かな時間が流れていく。レコードの音に耳を傾けていると、心が落ち着いてくる。日々の忙しさを忘れ、ただ音楽に身を委ねる。そんな贅沢な時間を過ごすことができた。

一枚のレコードを買って、お店を後にした。レコードを抱えて、再び賑やかな通りへと足を踏み入れる。さっきまでとは、少し違った景色に見えた。街の喧騒も、どこか心地よく感じられる。

高円寺の街は、いつも新しい発見がある。古着、音楽、そして、そこに住む人々。この街には、他にはない独特の魅力がある。また、ふらりと訪れたい。

レコードの音色を思い出しながら、高円寺の街を後にした。また、いつか、この場所に戻ってきたい。そんな風に思った。